before start

シナリオはいくつかのファイルを連動して動かしています。シナリオファイルを上書きするだけで良い場合もありますが、
製品版で使用しない空港を必要とする場合や、天候を変化させるなど、シナリオファイル以外を変更・追加させる場合
があります。いずれにせよ、インストールの前には安全のためファイル、あるいはフォルダ全体のバックアップを取って
おきましょう。


scenario files

シナリオファイルの格納場所は次のフォルダ内にあります。

Lichterfeld/atc2/port/空港識別コード/scenario

空港識別コードは通常4レターコードが使用されていますが、夜間バージョンがある成田や関空、リニューアルバージ
ョンとなった羽田などは5レターが使われています。
例) 那覇空港 Lichterfeld/atc2/port/roah/scenario

ダウンロードしたシナリオファイルは、それぞれの空港に対応したフォルダ内に上書きしてください。オリジナルのシナリ
オファイルは必ずバックアップを取っておいてください。

departure destination pass

出発便の目的地は製品版が発売された時点でのものと想像されますが、近年オープンした神戸、中部国際の新空港、
製品版で登場しない航空会社が就航している都市等へはそのままでは出発させることが出来ませんので、ファイルの
処理で追加させます。.si2ファイルですが、格納場所は次になります。

Lichterfeld/atc2/port/空港識別コード/etc

etcフォルダ内にありますので、このフォルダに上書きします。
ここで問題になるのが、ストリップに表示させる目的地空港の文字(神戸、中部国際など)ですが、上の処理だけでは
反映されません。実際のゲームでは目的地の空港が空欄となってゲーム進行自体は問題ありません。気になる方は
以下の処理をご自分の責任にて施してください。

例) 神戸空港を追加する。
検索等でrjbe.da2とrjbe.iph探します。
この2つのファイルをコピーしてLichterfeld/act2/port/空港識別コード/etc/ap へペーストします。
これで、ストリップに空港名が表示されるようになります。同様に中部国際空港も表示可能となります。
ファイル自体は製品版関空(夜)に梱包されていますが、製品版ファイルの2次的配布となってしまいますので、当
サイトでは配布しておりません。

otheres

民間機以外の航空機の処理についてですが、これは.sceファイルが関係しています。ファイルの格納場所は、

Lichterfeld/atc2/port/空港識別コード/mov です。

自衛隊機や海上保安庁機などの到着・出発に関する動作を司っています。これらのファイルは既に製品版の中に含ま
れていますが、当サイトではそれ以外の新規ファイルとして作成しています。したがって、オリジナルの上書きではなく、
フォルダ内にファイル追加として処理します。

恐らく他にもあると思いますが、順次追加で表記したいと思います。

extras

エラー音の処理って皆さんどうされてます?改造シナリオを試された方ならお分かりになると思いますが、ゲーム中に
ピーピー鳴る、あの音です。音声ファイルが存在していない場合にエラー音がなるのですが、気にならない人は全く気
にならないようですが、ピーピーうるさくってかなわないって人もいるでしょう。ちなみに筆者は後者です。
かなり気力と根気のいる作業になりますが、ボイス担当は複数の製品にまたがって登場していることを利用して、その
ボイスデータをコピペする方法。もう1つは、エラー音そのものを変えてしまうやりかたです。こっちの方が手っ取り早い
ですが、一連の音声で間が入ります。voiceフォルダにはspace5.wavというファイルがありますが、このファイルを
error.wavに置き換えてしまうという荒業です。これでピー音はなくなります。

この説明でわかった人は、かなりぼく管2をやり込んでるかも。

atc3 rjoo ex scenario 4 - how to clear

このシナリオではゲーム初期にアプローチとして入ってくる航空機で、オープンスポットを使用する機(レシプロ機)をその
まま到着させてしまうと、到着時点でスポットに駐機中の機材にまだグランドコールすら入っていない状況で、行き場を
失ってしまいます。滑走路出口で待機させていると後続機が間もなくやって来ますので、移動路上で待機ということも考
えられます。ここでは、その部分の一例を挙げてます。この他にもやり方はまだまだあると思いますが…
到着機で最初にストリップとして現れるah1606便に待機指示を与えます。待機に関しては1周のみで離脱させて本来
のアプローチに戻します。2周させた方が余裕を持っていけるのですが、今度は予定到着時間を15分遅れて到着してし
まうために、ストレスとなります。なので、空中待機は1周が限界となります。これで、ana側は何とかなりますが今度は
jac側も同様な状態になってますので、こちらも手を施さないと、到着機が行き場を失います。jc2244便に使用滑走路を
指示した後、中距離または長距離でのアプローチを選択します。その後、空中待機させてもいいですが、しなくても何と
かなります。到着機としてはjc2346便が先に到着しますので、短距離を選択すると先行便が行き場を失います。先行し
て到着したこの便に関しては、到着後もまだ、スポットが空いていない状況ですが、到着後すぐに出発便が移動してい
きますので、到着便はスポットまでの移動を駐機場の前を迂回するように選択します。その後、駐機場の方に移動して
行ったら、スポットへ入っていく前に待機指示を出してストップさせて、先に出発便をスポットから出します。出発便が出
て行った直後あたりjc2244便が到着しますので、まずは迂回させた便の移動を再開し、その後、jc2244便の移動を指
示します。

終盤に出発便が立て続けに要請を出してきます。これを普通にやっていると、待たされている機がストレス発生になって
しまいます。ほぼ10秒間隔で出発要請を出してきますが、1番最初に出発させる機を除いての全機に待機指示を出しま
す。待機指示を出した後に、最初の1機目に出発要請許可。その後、今度は次の便の出発時間と重なって、待っている
便は4機となりますので、最初の便の出発要請完了後、次の便がリクエストかけてきますので、次に出発させる便以外
の全機に待機。というように、指示を出していくことによって、ストレスは発生しません。その間も到着機がやって来ますの
で、出発便に気をとられていると、到着便と誘導路でバッタリみたいなことになりますので、その辺も注意しながら指示を
出していってください。

これは一例ですので、これ以外にもやり方は沢山あると思います。プレイヤーの方々で色々試してみてください。

音声ファイル(.wav)の結合

羽田空港における海上保安庁の基地があるスポットの活用については、オリジナルシナリオではレスキューヘリの発着
のみとなっており、固定翼機の離着陸、及びスポットへの移動は無かったと思います。固定翼機を実際に移動させようと
すると、移動路に関しての設定はオリジナルの状態で施されているようです。が、スポット名の設定がされていないようで、
無線で「spot n22」をうまく呼び込めないようで、エラー音となって対応されてしまいます。追加シナリオ10では、この
spot n22を使っていますが、音声出力系で使用しているファイルに手を加え、とりあえずエラー音が出ないようにしていま
すが、それと同時にスポット番号も呼び込まれません。梱包されている音声ファイルの中にそれに対応する音声が含まれ
ていないからです。バラバラの状態であれば音声があるので、分離している音声を結合して必要な.wavファイルを作り出
せば、この問題は解決します。.wavファイルの結合に関しては、探せばネット上にフリーで公開されていますので、すでに
お持ちであればそちらを使用していただいても結構ですが、もっていないという方はUniteMovieというものを試してみてく
ださい。ただしvistaには対応しているかどうか不明です。こちらのアプリではドラッグ&ドロップで簡単に音声ファイルを結
合できます。
さて、結合に必要なファイルはspot.wavとn.wavの2種類です。この2つを結合することによって、spotn(スポット・ノーベ
ンバー)という一つの音声ファイルを作り出します。
音声ファイルの格納場所はLichterfelde/atc3/common/voiceフォルダ内に存在する各フォルダ内を検索します。
フォルダによってはspot.wavが入っていない音声担当があります。含まれていないフォルダは無視して、spot.wavファイ
ルが含まれている音声担当フォルダ内にある全てのspot.wavとn.wavファイルを結合してspotn.wav(リネームの必要
あり)を作り出して、各音声担当フォルダ内に入れてあげれば完成です。
実際にプレイしてみると…、「スポット・ノーベンバー・ツー・ツー」と完璧に音声が出てくるようになります。

special thanks - 能見 様